はじめての方へ
私たちの特長と、
取り組みを紹介します。
“そもそも、老健って何?”
老健は「介護老人保健施設」の略称。
専門知識と技術を持ったスタッフが、チームでご利用者様の生活を支えます。
医師
看護師
介護福祉士
理学療法士
管理栄養士
ケアマネジャー
支援相談員
入所・短期入所、通所リハビリテーション、訪問リハビリテーションなどのサービスを提供しながら、病院と老健、老健と自宅での生活をつなぎます。ご利用者様がお住まいの地域でよりよい暮らしを目指しながら、愛里苑ではお看取りまでを担います。
超強化型老健施設を
ご存知ですか?
私たち愛里苑は、当別町にある「介護老人保健施設」です。
充実したリハビリ・ケアの提供から自立支援・在宅復帰等に力を入れた「超強化型老健施設」を維持しています。
それは私たち秀友会グループ理念である、
「急性期医療から在宅療養まで」という想いによるもの。
グループのコンセプトである「よりよく生きる」を実現するため、
ご利用者の皆様が、それまでの暮らしを大切に
自分らしい生活を続けていくためにサポートさせて頂いています。
秀友会グループ〜法人理念〜
急性期医療から在宅療養まで
人間の命と健康の擁護者としての誇りと
使命感を持ち地域の皆様に良質で
幅の広い医療・福祉・介護サービスを
提供することにより、地域社会に貢献いたします。
日本の高齢化率が35%に迫る2040年には、働き手の中心となる現役世代は現在の約2割にあたる1200万人が減少すると推計されています。高齢化世代はさらに増え、社会を支えるサービスの必要量は増えるのに、支え手は減少します。さらに平均寿命が伸びた結果、高齢者が高齢者を介護しなければならない老老介護や認知機能の低下が新たな問題を提起する局面に至っています。今や65歳以上の老老介護の割合は60%を超え、75歳以上の超老老介護の割合は30%を超え、どちらも今後上昇すると予測されています。
愛里苑では実用的な機能訓練に重点を置いた医療ケアを提供し、長期入所、短期入所、訪問リハビリ、デイケアが可能ですので介護にお役立てください。
介護老人保健施設
愛里苑 施設長
高木 良三
私たちの特長
超強化型老健施設
2018年の介護保険法改正にともなって
再編された介護老人保健施設の区分
「超強化型老健」は、5項目の評価項目において最も高い基準が求められます。
- 超強化型
- 在宅強化型
- 加算型
- 基本型
- その他
評価項目に対する私たちの取り組み
その人らしい暮らしを続けるために在宅支援に軸足を置き、「施設で状態を回復し在宅復帰をしたい」「訪問リハビリテーションで自宅でも良い状態を保ちたい」「デイケアから地域の老人クラブに復帰したい」「家族と最期を過ごしたい」など、ご利用者様の希望を叶えるために多職種で連携し、サービスの幅を広げた結果が超強化型老健施設という評価につながりました。地域の支援を必要としている方に最適なサービスを提供します。
リハビリテーション科 理学療法士
赤羽根 誠
-
在宅復帰・在宅療養
支援等指標 -
リハビリテーション
マネージメント -
退所時指導等
-
地域貢献活動
-
充実した
リハビリテーション
多職種のこと
専門職種を組み合わせたチーム体制で、
一人ひとりのよりよい暮らしを目指しています。
在籍する職種
医師
看護師
介護福祉士
理学療法士
管理栄養士
ケアマネジャー
支援相談員
多くのスタッフが
「認知症サポーター」の
養成講座を
受講しています。
安心のグループ連携
グループである札幌秀友会病院では、
脳神経外科を柱とした専門医療と
家庭復帰を見据えた支援を提供しています。
各科の医師や専門職メンバーとの協力により、
より安心できるサポート体制を整えております。
家族を預けた職員からメッセージ
私は2021年に父を愛里苑に預けました。すでに重度の認知症でありましたが、周辺症状がなかったのでぎりぎりまで母が実家で世話をしていました。しかしいよいよ母の体力が持たなくなり、ここに入所することになりました。時はコロナ感染厳戒態勢の最中でしたので、どこの施設も外部からの面会はほとんどできない時期でした。
私は職員ですので毎日近くにいられるわけで、リハビリの様子、多職種が父の介護方針をどうやって決めているかなどをビデオに撮り、母に時々見せていました。父は入所時にあった脇腹の痛みがリハビリにより軽快したことで、穏やかな毎日を送っていましたが、1年4ヶ月入所したところで血圧が不安定になり、心配していましたが、就寝中に亡くなりました。
自分の親を自分の職場に預けるというのは、特権はありながらもなかなか難しいところがあります。それでもどう介護されているかを近くで見られたことは、私が父の一生を振り返ることができた、とても有意義なかけがえのない時間だったと思っています。また、リハビリは亡くなる直前まで行われておりましたが、ぎりぎりまでADLを高める働きかけがされるということの意味も理解することができました。リハ職からの依頼で父の趣味や若い頃好きだったものを母から聞き取りましたが、話しているときの母はとても活き活きしていました。たぶん自分の人生も振り返っていたのでしょう。
入所する前には母は近しい人から「かわいそうだから絶対施設には入れないで」と言われていたそうです。母が体力の限界まで自宅で世話をしていたのもそういう理由もあったのでしょう。でも亡くなった後、母から「あんたの施設に入れて本当に良かった」と言われました。
私の他にもここにご家族を入所させて看取った職員が何人かおります。部署も違いますし、それぞれに私とは違った複雑な思いを抱いているようです。ここが理想的とは決して言いませんが、それでも職員が家族を入所させても良いと思える施設であるということは言えると思います。